少年画報『思い出食堂』~吉田類の思い出酒場~溝の口「みつる」

2022年9月29日木曜日 15:16

 少年画報『思い出食堂』~吉田類の思い出酒場~溝の口「みつる」



 『思い出食堂 お好み焼き編』ただいま発売中です。吉田類はお好み焼きが大好物です。広島に陶芸制作に行ったときにも、二日連続でお昼にお好み焼きを食べていました。かけたのはカープソースでした。

 さて今回の思い出酒場は溝の口の「みつる」さんを紹介しています。店の前を用水路が流れ、とてものどかな雰囲気です。二ヶ領用水路と呼ばれる、もとは農業用水路であった水路沿いは、溝の口のおすすめ散策路でもあるんですね。

 酒飲みのツボを押さえたおつまみメニューとお酒が揃い、磨かれたグラスに注がれるビールもなんと美味なこと。散歩の後の心地よい疲労感を癒してくれるのです。



思わぬ訪問者もやって来ましたよ。

『思い出食堂 お好み焼き編』(少年画報社)480円+税
コンビニエンスストア、ネットショップでお求めいただけます。



三菱食品さんの展示会に行ってきました

2022年9月21日水曜日 14:39

 三菱食品さんの展示会に行ってきました




 新しく発売される「といき」「しぐさ」を見てきました!
 8月某日、三菱食品株式会社さんの展示会に行ってきました。会場は東京ビッグサイト。展示会って活気があってとっても楽しいんですよね~。






向かったのはこちらのブース。試飲もできます。「そぞろ」と「まつすぐ」もありますね。



 「そぞろ」と「まつすぐ」は吉田類がラベルデザインとネーミングをさせてもらったお酒です。2021年10月に発売されて以来好評をいただいております!


以前のブログはこちら


 そして今回、吉田類おすすめシリーズ第2弾として「しぐさ」(純米吟醸酒 出羽桜)と「といき」(本醸造酒 一ノ蔵)の発売が決定いたしました。




薄いピンク色が優しいイメージの「しぐさ」


落ち着いたブルーが心地よい「といき」



10月5日発売予定です!詳細は追ってお知らせいたしますので、お楽しみに~!

球磨川という名のお酒

2022年9月9日金曜日 14:54

 球磨川という名のお酒



 夏のある日、吉田類のアトリエにお酒が届きました。「古典酒場」編集長で、酒場番組にも多数出演されている倉嶋紀和子さんからです。


熊本の「球磨川」という名前の焼酎でした。倉嶋さんは熊本県の出身です。


「球磨川と生きる 大和一酒造元 下田文仁」という小冊子が付いていました。

 球磨焼酎の蔵元である大和一酒造元さんは、令和2年7月の豪雨災害で甚大な被害を受けました。この時に球磨川は13か所で氾濫し、大和一酒造元さんの蔵のある人吉市は最大4.3メートル浸水しました。堤防を乗り越えた濁流は蔵を襲い、タンクは横転し水没。明治31年の創業当時から使い続けている麴室に住み着いていた、酵母菌をはじめとする無数の微生物も流されてしまったのです。



 蔵の味を受け継いでいくための、大切な酵母菌を失ってしまいました。
復旧作業をする中、大和一酒造元さんはある決意をしました。球磨川が運んできた土砂に微生物が残っていて、そこには焼酎造りを担う酵母菌もいるのではないか。それを使って新しいお酒を仕込んでみようと考えたのです。


 球磨川が運んできた自然酵母だけで醸す焼酎造りは、とても興味深いものです。原料をすべてタンクに入れた後は何もせずただじっと待つというもの。70年近く前の古い鉄窯の常圧蒸留器を使い、ゆっくりと出来上がった焼酎は「球磨川」と名付けられました。

 類さんお味はどんなでしょう。


「しっかりした香りを感じる。がつんと来た後にまろやかな旨味が広がるねえ」



美しく澄んだブルーのボトルを眺めながら、様々な思いをはせるでありましょう。
















影快調!にっぽん百低山

2022年9月5日月曜日 11:43

 影快調!にっぽん百低山


NHK総合で毎週水曜午後0時20分から放送されている「にっぽん百低山」でこれまでに放送された山の中から写真と吉田類の俳句で振り返ってみましょう!(写真撮影:藤川満)


〇「飯道山・滋賀」

修験者のルートの険しさよ。

冬ざれの修験ルートや切れて落つ




〇「横倉山・高知」
吉田類の故郷の山は牧野富太郎も愛した植物の宝庫であった。
落人の蹴鞠木霊す遠霞





〇「烏場山・千葉」
海辺の村と山の村を結ぶ「花嫁街道」を行く。
菜の花やむかし花嫁通りけむ




〇「金時山・神奈川」
鉞(まさかり)担いだ金太郎伝説の山は富士の眺望がすごい。
春昼の富士を頂く裾野まで




〇「弥彦山・新潟」
1300年の歴史を持つ神社に参拝して登る山からの素晴らしき眺め
掌に囀り招く弥彦かな




〇「信夫山・福島」
街の中にそびえる山には巨大なわらじが奉納されている
風青し草履の旅を偲ぶ山




引き続き「日本百低山」をお楽しみに~。