『ほろ酔いの王国 吉田類展vol.3』唐津焼を出品します
2022年7月12日火曜日 16:07
『ほろ酔いの王国 吉田類展vol.3』唐津焼を出品します
『ほろ酔いの王国 吉田類展』ではこれまでにも、瀬戸、志野の窯でお世話になり作品を作ってきました。今回は唐津焼にチャレンジすべく、陶芸家の小島直喜先生の「曹源窯」にうかがいました。
窯は佐賀県の唐津市の野山に囲まれた土地にあります。斜面に築かれた伝統的な登り窯の存在感に圧倒されます。登り窯は16世紀に唐津で初めて使われるようになったといわれています。窯の蓋が閉じられていますね。中には作品が並んでいます。
今回は類さん自身が形を作るところから始めました。ろくろの作業は小島先生にご指導いただきながら、徳利やぐい飲みなどの酒器を中心に制作しました。
器が少し乾いたところで絵付け作業をします。焼いた後の色の変化を計算するのですが、火によってそれを裏切られる楽しさがあります。釉などによっても思わぬ表現が生まれます。
小島先生は、薪ならではの味わいと雰囲気を求め、あえてガス・電気窯を使わず登り窯で作品を焼成しています。窯の中で火の回る場所などを計算しながら作品を並べます。大変な作業ですね。
火の着きが良く、火力の強い赤松の薪を使っているそうです。何か儀式でも行っているような雰囲気ですね。窯の神様、火の神様、類さんの作品をよろしくお願いいたします。
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『ほろ酔いの王国 吉田類展vol.3』
【会期】 7月13日(水)~7月18日(月・祝)※最終日は午後5時終了
【会場】 銀座三越 本館7階ギャラリー(営業時間 午前10時~午後8時)
※吉田類の在廊日と在廊時間はSNSでもお知らせいたします。
【Twitter】 吉田類ほろ酔いスタッフ
【Instagram】 rui.2843
写真:松野誠