長野県のアルプス酵母のお酒

2021年11月22日月曜日 16:07

長野県のアルプス酵母のお酒 



 こちらのブログでもご紹介している三菱食品「蔵べるシリーズ」は、全27種類のお酒一つ一つ味を味香り戦略研究所さんが分析し、そのお酒に最適のおつまみもお勧めしてきました。その味香り戦略研究所さんお墨付きのお酒が類スタッフの手元に届いたのでご紹介いたします。



 長野県で開発されたアルプス酵母で醸した純米吟醸日本酒とのこと。なんでも、清酒酵母の研究を30年以上してきた長野県工業技術総合センター出身の研究者の方が、「これぞ!」という選りすぐりの酵母3種をブレンドし、それぞれ単独の酒とは異なる風味を実現した日本酒とのこと。味香り戦略研究所さんの解析によると「コク・複雑味・うまみ、濃厚さが強く、飲みごたえのある味わい」


 発酵長寿の長野県から全国の皆さんに自慢の日本酒を是非味わって頂きたいとのことで、今回ご紹介させて頂きました。クラウドファンディングを実施中とのことですので、ご興味ある方はぜひこちらをご覧ください。お酒はネット限定品です。

「氷温貯蔵した幻の3種酵母ブレンドの純米吟醸をみんなに飲んでもらいたい!」 


アルプスときたらば、これは類さんも飲みたいでしょうなあ。


トークイベント「稲垣えみ子×吉田類」

2021年11月17日水曜日 16:55

 トークイベント「稲垣えみ子×吉田類」





 青山ブックセンターで開催されたトークイベントにゲスト出演いたしました。『一人飲みで生きていく』の著者である稲垣えみ子さんは、家で電気を一切使わない生活(!)を体現なさっているのをご存知の方も多いと思います。



 酒場詩人・吉田類にとっても有観客イベントへの出演は久しぶりでした。お客さんとの間にも呼吸の間合いがあるんですよね。忘れていた感覚が蘇ってきたような感じがしました。



  一人飲みのスキルを如何にして身に着けたのか、それぞれの経験を語りあっていました。稲垣さんご自身の生活についての話題には類さんも興味津々。寒い冬には火鉢で暖を取っているそうです。温かい日本酒が一番お好きだということで、BS-TBS『吉田類の酒場放浪記』の中で類さんが時々注文する「ぬる燗」については「なぜ熱燗ではダメなのですか?」との疑問を投げかけていました。
「あ、僕猫舌なので、、」
話を一切膨らませないのが吉田類。マイペースは一人飲みの基本中の基本スキルということなのでしょう。




ある意味「世捨て人」な二人。浮世を離れてこそ浮世を楽しめるのか知らん。







吉田類デザインラベル「そぞろ」と「まっすぐ」

2021年11月2日火曜日 13:45

 吉田類デザインラベル「そぞろ」と「まっすぐ」




 大変ご好評をいただいている三菱食品の「蔵べる」シリーズから新しい商品が発売されました。日本酒通に愛飲される晩酌酒を目指し、酒場詩人・吉田類がアドバイスを寄せました。そして味は科学の世界ですから、晩酌に最適な日本酒の味わいデータを分析した結果二つの銘醸蔵元にたどり着きました。
 お酒のネーミング「まつすぐ」「そぞろ」とその書、ラベルを覆う模様は吉田類の作品でございます。




 「まつすぐ」は類さんの故郷、高知県司牡丹さんのお酒『純米 豊麗司牡丹』です。土佐の人間は馬鹿正直で不器用、持論を曲げず、白黒はっきりさせたがる。それを表現したといいます。でも類さんの手描き模様がちょっと曲がっているのは、いくら土佐人だって優柔不断な時もあるよ、という事でしょうか。
 模様はもともと墨と筆で描きました。ネガポジ反転させることで筆のかすれを軽やかに表現しています。色見本を取り寄せてもらうなど、ラベルの地の色はこだわりました。



 「そぞろ」は宮城県のお酒『純米酒 浦霞』です。俳人の松尾芭蕉も見たであろう塩竈の風景を思い浮かべながら自作の句、

酔ひそぞろ天には冬の月無言(類)

から、この名を付けました。銀に浮かぶ霞のような水流のような表現は、屏風などに見られる日本の古典的な絵に倣ったものだと思われます。
 
 とてもレアなお酒2種、全国で販売されていますのでお店で探してみてくださいね!



旅する類~緊急事態宣言が明けて~

2021年11月1日月曜日 11:32

 旅する類~緊急事態宣言が明けて~


 緊急事態宣言が明け、街に活気が戻りつつありますね。人数制限なども設けられてはいるけれど、酒場の再開は何よりもうれしい吉田類でございます。そして早速、旅から旅へと放浪しております。




 なんと美しく穏やかな風景でしょうか。ここは広島県福山市の鞆の浦です。国の「伝統的建造物保存地区」にも指定されています。



 鞆の浦は坂本龍馬ゆかりの地でもあります。竜馬率いる海援隊の船「いろは丸」は鞆沖合で紀州藩の軍艦と衝突し、鞆の浦に曳航される途中で沈没しました。そこで発揮された竜馬の交渉能力とそのあとの躍進は皆様も知るところでございましょう。いろは丸は今も静かに海の底に眠っております。



北海道の鹿部漁港から望むのは駒ヶ岳。活火山なので近年も小さな噴火を繰り返しています。



 火山が人間にもたらす恵は温泉であります。北海道遺産に指定されている「しかべ間歇泉」では103度の温水の噴出が繰り返されています。しぶきは結構熱いのではないかと思われますが、類さんは我慢しているのでしょうか。(道の駅・しかべ間歇泉公園にて)



道中出会ったのは三毛独り。酒場詩人らしい旅を続けております。