いよいよ6月1日から・・

2009年5月31日日曜日 7:06

5月18日のブログで"予告"したように、先日、収録したラジオ番組の放送がいよいよ明日からオンエアされます。


今度は、ちまたに増殖するホッピー族たちのマドンナ、"ホッピー・ミーナ"ことホッピー・ビバレッジの看板娘・石渡美奈さんの番組にお邪魔させていただきました。ニッポン放送の夜10時直前の番組「HOPPY HAPPY BAR」に、ゲスト出演です。ホッピーにホロ酔うての破天荒なコメントが炸裂します。6月1日~5日(月~金)を、お楽しみに・・。


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↑ニッポン放送「HOPPY HAPPY BAR」収録中の"ホッピー・ミーナ"こと石渡美奈さんと、垣花正アナウンサー。共々に、ほろ酔いながらの番組でした。抱腹絶倒、請け合いです。放送は6月1日~5日(月~金)、夜、9時57分~10時。


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"角ハイ祭り"@銀座・コリドー街 マルギン

2009年5月27日水曜日 22:40

 いよいよ祭シーズンも佳境を迎えた東京。浅草の三社祭は終わったものの、有名どころの大祭も、山王、鳥越、深川八幡祭り(富岡八幡)と、まだまだ続く。各神社の氏子たちはもとより、神輿担ぎの愛好者たちがギラギラと目を輝かせる時季です。かつて、僕も深川八幡の神輿は何度か担いだが、今や昔。とは言え、先日の三社祭の最終日には、ひょんなことから"鉢洗い"を見物させて貰いました。鉢洗いは、平たく言うと祭りの推進メンバーたちによる打ち上げの納会。宴会形式も多いそうな。

三社祭の場合は、雷門の大提灯の前、祭り半纏と捩じり鉢巻き衆が、ぐるりと張った円陣の中。勇ましい一升枡の一気飲みで執り行われる。酒樽から汲まれた一升枡の酒をもろ手で掲げたペアが向き合い、神輿のノリさながら、円陣の中へ「セイヤ、セイヤ」とばかりに進み出てクィーと呑み干す。いつの間にやら、僕も和食料理店「浅草・むぎとろ」の女将の配慮で参加する羽目となった。ペアの相手は、本店勤めの若き仲居リーダー愛称・みかんちゃん。祭装束がキリリと似合う。その小鹿みたいな眼差しに促されるまま、枡を傾けた。無論、目一杯の酒量ではないが、こぼしちゃあ浅草っ子に失礼と、一升枡をくわえたまま一瞬中息をついだ。本当は、粋な祭りなんだから、こぼしたってかまやァしない。つい、いつもの酒意地が出てしまった。


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 こんな祭り気分を味わえる大衆酒場が銀座コリドー街(通り)にもある。「立呑み・マルギン」(丸吟)だ。銀座七丁目から新橋方向へJR線に沿って延びた廊下(コリドー)のような通りを歩けば、店の熱気が舗道へ溢れているので直ぐ分かる。コの字型カウンター内の焼き台で油煙を上げる甲州健味鶏の串焼きがウリながら、もうひとつの看板に"角ハイボール酒場"とある。

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当然、サントリーの角瓶・ウイスキーがベースだが、柑橘風味などのオリジナル・角ハイボールが幾種類か揃っている。なかでも、マルギンハイボールはなかなかいける。レシピは明かしてくれない。このフルーティーな旨味とスカッとするキレは、銀座のOLさんたちの味覚にも嵌った。キャっ、キャっと、黄色い歓声が飛び交うのもその所為だろう。カジュアルなファッション・センスも小粋に映る。それでも、店の雰囲気は庶民パワー溢れる祭りの賑わい。だから、銀座に居ることさえ忘れる。


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 ところで、神田祭、山王祭が、かつて江戸の二大祭と言い、深川八幡祭り、あるいは三社祭を加えて江戸・東京の三大祭りと呼んでいる。ならば、四大祭りでも、五大祭りでもいいじゃあないか。地域ごとの氏神さまに、自らのアイデンティティーと信仰心を託す事には変わりない。

時には、「マルギン」の"角ハイ祭り"で晴れ晴れしく酔うのも悪くない。有り難いことに、日曜日以外は年中催されている。おまけに朝の6時まで・・、如何(どう)だ。


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"角ハイ事情の今" 〜フラミンゴ編

2009年5月19日火曜日 18:08

 最近、パンク未修理のマウンテン・バイクは休止している所為もあって歩き回ることで運動量を補っている。初夏の風を受け、発汗機能も高まれば、特別に爽やかな一杯が恋しくなる。ちょうどそんなウィークデー、国立近代美術館のある竹橋から北の丸公園を散策したところで、九段下交差点近くの立ち呑み「フラミンゴ」(著書『東京・立ち飲み案内』に掲載)へ寄った。


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 こじんまりした店内ながら、ラフで落ち着いたムード。そう言えば"フラミンゴ"の語からは優雅な立ち姿しか思い浮かばない。うん、的を射たネーミングだ。さて、まずビールを頼もうとカウンターの方へ目をやれば、懐かしいサントリーの角瓶が並んでいるじゃあないか。おっと、ここにも"角ハイ"があるってことですね。それじゃあ、汗ばんだ身体と魂の欲求に従うほかないね。「フラミンゴ」では、カチ割り氷の入ったサントリー特製ジョッキでハイボールを供してくれる。おー、琥珀色の海にマッターホルンみたいな氷山が浮かんでいるぞお・・。ゴクリ、ゴクリ、そして、またゴクリ。まずは感無量というところで、しばし沈思黙考。


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 ハイボールに関する薀蓄(うんちく)も、しばしば耳にしてきた。とりわけハイボールの語源が面白い。ゴルフ・ボールを空高く打ち上げるスカイハイが由来という説。これは、イギリスの有名なゴルフ場で、ゴルフ客相手にソーダ水を売っていた美人姉妹と関連付けている。あるいは、鉄道の踏切装置に付属していた玉(ボール)をネタ話にした説や、背の高いトール・ドリンク用の器(ボール)で飲むからという説。いずれも、バーテンダーや薀蓄好きの酒飲みから酒場で聞いた話だが、幾つかの説は書物でも読んだ憶えがある。


しかし、最も説得力があるのは、かつてソーダ飲料を売っていたアメリカ西部鉄道駅のエピソードだろう。ギャングのアル・カポネが活躍した禁酒法時代と、カクテルを工夫したアメリカのサルーン(酒場)を舞台とすれば分かり易い。鉄道客は、喉の渇をソーダ飲料で潤す。その飲料の売り場は、入荷の合図として小さなアドバルーン(ボール)を掲げた。したがって、ソーダ水と、ジン、ウォッカ、ラムなどの蒸留酒(スピリッツ)がベースのカクテルを飲まれたのは自然。酒場の誰かが浮き上がったアドバルーンを想像して"ハイボール"てなところでしょうね。無論、ウイスキーのソーダ割りだって珍しくはなかったはず。もともとハイボールのベースは、種々のスピリッツが使われていたらしい。なんたって、戦後、東京の下町酒場では焼酎のソーダ割りをハイボールって呼んでいる。


いずれにしても、僕が初めてハイボールの名前と味を知ったのは、角瓶のハイボールからだ。東京の"角ハイ事情の今"を訪ねないわけにはいかなくなったのです。ハイ。


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最近、ラジオづいてます・・

2009年5月18日月曜日 13:14

 ちょっとお久しぶりですね。このところラジオ番組にお邪魔する機会がありました。TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』という放送回数6千回を超えた番組です。パートナー役は、さこみちよさん。浅草育ちで、ウイットに富んだ大沢さんのパーソナリティーぶりは周知のとおり。大衆芸能のシビアな批評家としても評判が高い人です。相変わらず軽妙で見事な掛け合いトークに敬服させられます。同番組内のお馴染み公開生放送、毒蝮三太夫さんのコーナーまで繋げていただきました。スタジオ・ルームを出ると、お茶目なディレクター原加容子さんに「類さん、こちらスタジオは懐かしいでしょう」と別室のスタジオへ案内された。そういえば、数年前に何度かゲストで出演させていただいたスタジオだった。さっそく番組名『エンタマン』の"エンタメストア"なるコーナーのコメント収録。ひと言でコメントをまとめる方が、かえって緊張しますね。


続いて、ニッポン放送『高嶋ひでたけの特ダネラジオ夕焼けホットライン』。番組アシスタントが小口絵理子さんで、こちらも名立たる人気番組です。いずれも秒刻みで進行する生放送独特の緊張感は格別。映像で間合いの稼げるテレビと違い、ラジオ番組ならではの集中力がパーソナリティーに要求されます。その集中力と、ガラス一枚を隔てたミキサー室の番組進行スタッフとの連動でオン・エアです。


 次は、ホッピー・ミーナことホッピー・ビバレッジの看板娘・石渡美奈さんのミニ番組へ声を出させていただきます。ニッポン放送の夜10時前の番組らしく、ホッピーを飲みながらというのも楽しみです。アッ、収録は今日だ・・。


 ところで「東京・スカ・パラダイス・オーケストラ」のライブに行ってきました。会場は、お台場に在るZepp Tokyo。超満員の聴衆の頭と掲げた腕がびっしりと広いフロアを埋め尽し、舞台正面の二階席からは頭・頭・頭・・の海原みたいな光景です。開演と同時に怒涛の歓声が舞台目がけてうねり、それを爆裂の大音響で跳ね返します。これはノラなきゃあ損、損。繰り返すカーテン・コールまで、タテノリ・ステップを持続しちゃいました。もう、汗だく。隣席のもと大相撲力士・敷島、現・小野川親方の巨体も大揺れでした。後は、ライブの興奮を引きずって、下町は門前仲町への飲み会。そして、恒例となってしまったタクシー、深夜バス、タクシーと乗り継ぎ、多摩の巣穴に舞い戻りました。


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 またまた、この日の夕刻。静岡県清水の三和酒造が主催する"新酒を愉しむ会"に出席。会場は、北区王子の北とぴあ・飛鳥ホールでした。通常の立ち飲み形式が多い新酒会と違い、参加者200名全員のテーブルが用意されていて驚きました。蔵元、自信の銘柄「臥龍梅」の異なる酒造好適米による味のバリエーションを愉しむというものです。この人気上昇中の「臥龍梅」については、当日、出席されていた日本酒評論の重鎮たちの感想も興味深く、じっくりと取材させていただくつもりです。数年前に取材して以来、年々、味わいが深まるように感じます。


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