吉田類 責任編集 「旅人類 06」のお知らせ

2020年4月16日木曜日 13:17

吉田類 責任編集 「旅人類 06」のお知らせ


 旅人類06号は、叙情豊かな田園風景が広がる空知地方と広大なラベンダー畑や美しく波打つ丘の畑など、フォトジェニックな風景で知られる富良野・美瑛エリアを類さんが訪れました。
 空知地方は、石狩川を源とする豊かな水資源を活用した国内屈指の米どころ。かつては石炭の産出で栄え、炭鉱町は活気にあふれていました。石炭を運ぶための鉄道も早くから整備され、北海道開拓や産業の近代化を強く推し進めることになりましたが、近年ではその遺構が「炭鉄港」として人気を呼んでいます。
 
さらにワイナリーやヴィンヤード(ブドウ畑)が続々と誕生し、ワインの一大産地になっていることも、興味深いところ。類さんもそんな空知に魅了された一人。グライダーで鳥のように蒼穹を滑空し、滔々と流れる石狩川と広大な耕作地を眼下に眺め、
「農」の現場を訪ね歩く。


時に炭鉱遺構を訪ねては往時の栄華に思いを馳せ、時に、酒蔵やワイナリーでつくり手たちの物語に引き込まれる。夜はもちろん、地元で評判の酒場で杯を重ねることでしょう。(写真は、炭鉱メモリアル森林公園(旧三菱美唄炭鉱施設跡地)に残る「竪坑巻揚櫓」)
 一方、富良野・美瑛エリアでは、富良野産ホップを使った地ビールや、野生酵母を使った自家製ワインなど、この地に根差した酒のつくり手たちを訪問。サイクリングで色彩溢れる景色を堪能し、気になる飲食店へふらり。
 今号も巖谷國士、つげ忠男、久住昌之、久住卓也、和泉晴紀、山崎紗也夏、藤木TDC、三宅理一、ニシカワヨシエといった豪華執筆陣が類さんの旅物語を彩ります。



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オールカラー144ページ
出版社: 共同文化社
発売日: 2020/3/26価格:1,100
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