今の熊本城
2019年4月27日土曜日 12:00
熊本城は復興のシンボルとして、熊本地震発生のその年のうちに復旧の方針が素早く決められました。現在天守部分を中心に大修復工事が進められています。
「熊本ふるまち酒蔵祭り2019」参加にあわせ、今の熊本城の写真を紹介します。(写真撮影:中山)
本丸から北西(戌亥)の位置にある戌亥(いぬい)櫓。石垣の角の部分の石「隅石」で建物が支えられているのがわかります。その隅石にも隙間が生じており付近への立ち入りは禁止になっています。
熊本城跡の中で国の重要文化財に指定されている宇土櫓。櫓と言っても天守なみに美しい建物です。被害は少なかったとのことですが漆喰のひびや瓦の崩落部分が見えます。
熊本城大天守と小天守。写真奥の大天守の方の外観はきれいに修復されています。手前の小天守は現在鉄筋コンクリートの足場で支えられおり、宙に浮いているように見える近未来的姿が話題になっていますね。最上階部分は現在解体中。天守の美しい姿を取り戻すまであと2年を要するそうです。熊本城全体の修復はあと20年続くとのことです。