鹿児島ハイボールを飲んでみた!

2015年8月1日土曜日 17:56

 7月某日の東京。亜熱帯気候を思わせる高温多湿。超暑がりの酒場詩人、吉田類にとっては過酷な季節です。しかも爽やかな北海道を旅してきた後とあって、体にへばりつくような湿気が応えるのでありました。
「喉が渇いた~、おいしい水を~」と、ストールを緩めつつ類さんが向ったのは、老舗酒場ひしめく神田須田町。黒塗りの外壁がすっきりとしてモダンな印象の酒場を見つけました。

 魅力的なラインナップの日本酒が整然と並ぶ店内。「涼しいな~」とカウンターで一息ついた類さんを待っていたのは意外にも、冷えた芋焼酎。
「爽やかだ、、綾紫の香りがする」と類さんの言うとおり、この芋焼酎はさつまいもの黄金千貫と綾紫の焼酎をブレンドしたもの。それにしても類さんが「利き芋焼酎」出来るとは知らなかった!


 カウンターの中からは次々とおつまみが供されます。烏賊と生蛸の梅酢味噌がけ、西京漬け平政の燻製と、言うまでも無く日本酒に合いそうな肴の数々なのですが、、、

 ここで登場したのは「鹿児島ハイボール」。これは類さんが最初にいただいた本格芋焼酎を約99%使用したハイボールなんです。仕掛けたのは鹿児島ハイボール倶楽部。世界のお酒を飲みまくる私的酒豪サークルですが、日本の本格焼酎も世界に誇れるスピリッツ(蒸留酒)だと、ウイスキーに負けじと動いたのが1年半前。「宝山」のブランドで有名な西酒造の協力のもとに、試行錯誤の上に完成したこのお酒。良質な芋焼酎をソーダで割ったと言う単純なものでなく、甘味のある原酒と香り高い原酒をブレンド、さらにウォッカ(原酒の約1)を加えています。思いつきでなく、ちゃんと美味しさへの設計がされているんですね。
味わいは強めの炭酸でキリリとしながら、本格焼酎にしか出せない奥行きもあり「ゴクッと言うのど越しを楽しめながらも、料理に優雅にマッチするね」と類さん。
「和」のハイボールを目指して造られたというとおり、和の食に「ぴったり合う」。

 続いて出された、真鯛と鰹とイサキの刺身の盛り合わせにも鹿児島ハイボールを。類さん曰く、「このハイボールはすごく上品な仕上がりなんだよね。」
そういえば缶のデザインからして清楚な感じですよね。

 「だからこういったお刺身のような鮮度を、一緒に楽しむことが出来る。」
なるほど味のじゃまをせず活かすのですね。
「この味わい、天使の涙だね。」
極上の味って事ですかね。


 それでもって、豚肉の甘辛山椒煮や焼き味噌などの、濃い目の味付けやスパイシーなおつまみにも合うのは、まさにハイボールって感じです。現在、全国のセブンイレブン店舗の一部で購入できますが、今後、全国の量販店に続々とお目見えする予定とのこと。

BS-TBS『吉田類の酒場放浪記』の撮影で、鹿児島の工場で薩摩切子のグラス作った事を思い出し、今度は是非それに注いで「鹿児島ハイボール」を楽しみたい、と思う類さんなのでした。

撮影協力:神田須田町『Kokori
鹿児島ハイボール倶楽部:http://kagoshimahighball.jp/

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