徒然なる日々2

2010年2月11日木曜日 12:00

 寒中、お見舞い申し上げます。情け無いけど、まだまだ暖房のスイッチを切れそうにありません。年始の挨拶も、高幡不動尊で撮った寒月の写真に、好きな自作の一句を添えさせていただきました。


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「酔いそぞろ 天には冬の月 無言」(類)


 今年こそ酔うて失態などするものか、と決意を新たにするも無駄な抵抗。ロケ帰りに失くした冬帽子ひとつ。「母さん、あの帽子は何処へ行ったんでしょうね」。さらに、デジカメ入りのジャケットが2日間行方不明だった。でも、今のところ被害は軽傷なりです。

酒がらみのイベント予定は目白押し。その一つ、フォーシーズンズホテル椿山荘で開かれた高知県・観光特使の関東ブロック交流会に出席した。強烈な個性の面々が集うも、若くてハンサムな尾崎正直知事の対応振りは見事だった。実は酒豪の誉れも高いが、スマートな酔いっぷりで知られている。知事の気さくな人柄に魅せられ、つい肩なんか組んで記念撮影。失礼しました。 


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(手前が高知県知事、奥が日経新聞社の論客・池田卓夫氏)


 ホッピー大好き人間の集合を、横浜、宮川町の都橋商店街に店を構える"ホッピー仙人"が呼びかけた。場所は、京急・追浜駅前の韓国風居酒屋「かえりがけ」だった。当日は、昨夜から続いた"浅川マキさん追悼飲み会"の余韻覚めやらぬ状態のままだった。新宿・ゴールデン街の「裏窓」ほか、記憶にあるだけでも5軒ほど巡っている。知人宅にて数時間の休息を取った後、予定よりも1時間半前に追浜駅へ到着。なにやら、酒場の看板に手招きされているようで視線を向ければ、「立呑み・えびす」とあった。一階は魚屋で、二階が酒場となっている。そこで、ランチを兼ねて軽く一杯。安くて旨い大衆酒場の王道をいっている。


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 そして、会場となる居酒屋へお邪魔した。すると、ホッピーの工場長・加藤木さんを始め、キンミヤ焼酎・宮崎本店の東京支店長・伊藤さん、酔う悦びの分かる粋な酔女『古典酒場』の倉嶋編集長等々と同じテーブルへ案内していただいた。他の席も、いずれ名立たるホッピー・フリークたちばかりだ。さすがに、ホッピーの回るペースを心得ている。だから悪酔いする者はいないが、けっこう出来上った者だっている。笑い上戸や酒注ぎ上戸、それにお喋り上戸。色々いたって構わない。


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 パーティーは大概宴たけなわで終了する。いっそ横須賀中央あたりへ繰り出して二次会、三次会へ・・と、もうそこまでは余力が無くなっていた。そこで、帰路東京へのはずだった。・・・が、心底おおらかに酔うタイプ同志の道行となった。乗り合わせたほろ酔い急行は、どうにも止まりません。