ホッピー工場訪問記〜その1〜

2009年1月9日金曜日 13:22

 星の数ほどホッピーを飲んだなんて、ちょっと大袈裟かな。でも、東京の下町が拠点だった我が身にしてみれば不思議は無く、どこの酒場を廻っても、ホッピー、チューハイ、サワーと定番の焼酎カクテルだらけだった。中でも、ほぼホッピー専門店のような木場の大衆酒場へ通っていた。おまけにホッピーは商品名がそのままウィスキーやビール同様、飲料名となっており、ことさら印象深い。終戦後、昭和23年から販売し始めた頃は、リヤカーで大衆酒場へ届けたりもしたそうだ。飲兵衛の立場からなら、ひとかどのホッピー論が披露できるとしても、その製造現場を見ずしては少々心もとない。

 タクシーがホッピー工場へ到着すると、工場長をはじめお歴々が待っていてくださった。挨拶もそこそこに、麦芽系独特の匂いが漂う工場を見学することになった。(続く)


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