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2013年4月26日金曜日

舟-菊水観桜句会

 今年も恒例の、新潟県新発田市にある菊水酒造さんで俳句会が開催されました。俳句会「舟」のメンバーや、地元・新潟県在住の方など、約20名が集い、少し早い北国の春を愛で、俳句を詠みました。
                                             
                                
 参加メンバーは、俳句会開始に先立ち、会場となった菊水酒造・日本酒文化研究所に隣接する節五郎蔵を見学しました。同蔵は、健康や環境を損なう可能性がある建材を使用せずに建てた珍しい蔵です。「有機空間」を持つ蔵として、日本で初めての認証を取得しています。「節五郎」とは、菊水酒造の創業者の名に由来しています。
 日本酒文化研究所は、日本酒や日本食、食文化に関する酒器や書物を集めた歴史的にも、文化的にも、高い価値のある研究所です。
 俳句会では、菊水のお酒を愛でながら、菊水酒造の敷地内の庭園や、加治川の河川敷を散策しながら、皆さん、思い思いに俳句を作りました。
 遠く飯豊連峰には、まだ残雪が残っていますが、新発田市内は桜が開花し始め、北国の春は、もうすぐそこまで来ています。

 今回の俳句会で、優秀句に選ばれた句をここでご紹介します。

長閑(のどか)さや さらさらさらと 昼の酒      
花時(はなどき)を 待ちてをんなの 一人燗(ひとりかん)
袖長き 学生服や 桜道
キックオフ 笛高らかに 鳥帰る
「菊水」に 目覚めし右脳(うのう) 山笑ふ
ランドセル 夢が詰まった 小宇宙(しょううちゅう)

 春らしい感じがしませんか?。
 さて、俳句会の後は、今年はやや趣向を変え、メンバー全員で、新発田市内の諏訪神社に隣接する豊国殿に場所を移しての懇親会と相成りました。懇親会前には、皆さん、諏訪神社にお参り。類さんは、一体、どのようなお願い事をしたのやら・・・?


 豊国殿での懇親会は、春らしく山菜の天ぷらや地元の食材の他、なんと鯨鍋が供されました。生酒としてリニューアルされた菊水酒造の「無冠帝」と合わせた地元食材とのマリアージュに、参加者は大いに楽しまれたようです。

 宴は、夜が更けるまで続き、2次会は類さんを中心に、新発田市内を夜の大人の散策。中には、未明の寝台特急で帰京する兵もいたとか。来年も是非開催したい俳句会と懇親会でした。

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