もう我々はこの暑さを楽しむしかない!暑いからこそ涼しげな演出に心を洗われる思いがします。お料理のしつらえも同じですね。涼を求めて類さんは代々木上原の「縁家とりつぎ」さんに向かいました。
人を繋ぐ酒場らしい店名を付けたものだなあ、と思いきやご主人のお名前の苗字だとのこと。絶妙なカウンターの形、店内の造作にも感心しつつ、類さんはお料理に期待を膨らませます。
スッと施された盛り付けに安堵を覚えます。長年の修行で培われた力みのない技に、暖簾をくぐれば触れることができる幸せ。長良川の鮎の塩焼き清流盛りや滋味深いわらびのお浸しがお酒を誘います。さて、シメには手振り蕎麦をいただきましょう。井上眞改先生の描いた絵からは蕎麦の程良いのど越しが伝わるでしょう。お酒のほてりを鎮めて完璧なクライマックスだ~!と思いきや、類さんはぬる燗をおかわりするのでありました、、、
『思い出食堂 ひんやり♪冷凍みかん編』(少年画報社)580円+税
コンビニエンスストア、ネットショップでお求めいただけます。
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