少年画報『思い出食堂』~吉田類の思い出酒場~青梅「銀嶺」
その昔渓流釣りに凝っていたことのある吉田類にとって青梅はとても馴染みのある土地です。今回は青梅の旧宿場町の路地の一角にお店を構える「銀嶺」さんを訪ねました。
看板にある「澤乃井」は地元青梅の地酒ですね。おじゃましま~す。
お店に一歩入ると、そこは「なつかしさ」に満ちた昭和酒場でありました。
ママはもともと東京の田畑のご出身です。昭和20年(1945年)の空襲をきっかけに一家で青梅に疎開して終戦を迎え、昭和24年にお父さんが今のお店の元となる屋台を駅前で始めました。東京の屋台を見て「青梅でもやってみよう!」と思ったそうです。戦後復興期の活気がしのばれますね。
ポテサラ、おでん、やきとり、充実したナス料理、そして穏やかなママ、、、。飲む前に時刻表で心に決めた電車が先送りになりそうだけど、張り紙の気遣いを忘れちゃいけない。店を出て、暗くてちょっぴりさびしい道をとぼとぼ歩けばその先に青梅駅舎の灯りがともる。空いた上り電車のシートに体を預ければ、クーラーが心地よい眠りを誘うでありましょう。
『思い出食堂 勝負のカツ丼!編』(少年画報社)580円+税
コンビニエンスストア、ネットショップでお求めいただけます。
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