2月の初旬、NHK文化センター町田教室にて『吉田類の俳句入門 新春句会』が行われました。兼題は冬の季語「白鳥」です。スワン、鵠(くぐい)、黒鳥、大白鳥、白鳥来る、白鳥翔(た)つ、etc…。純白の美しい姿は容易に目に浮かぶものの「実際に見たことが無いので…」と参加者の皆さんは句作のご苦労を口にしていましたが、蓋を開ければ大変な秀作揃い。イメージを自由に膨らませた個性的な句もあり、大変バラエティーに富んだ内容でした。
類主宰による句の講評は、さすが「酒場詩人」だな~と思わせます。参加者の方が詠まれた一句「白鳥のウォッカ日本酒渡り酒」。色白赤鼻、ほろ酔い気分の船乗りが目に浮かぶようです。主宰は「日本酒」を「ぬる燗」と添削しました。句に暖かさが通い、同時に味覚も刺激されますね。筋金入りの「飲兵衛」が培った身体感覚のなせる技です。
町田の新春句会は、次回開催を楽しみにお開きとあいなりました。
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