吉田類が「まぐまぐ!」で提供している有料メルマガ『吉田類のほろ宵い通信・酒縁会』のVOL9のご紹介です。
INDEX
○ 類を探せ
酒場詩人として日本中を旅する吉田類。今日はいったいどこにいるのやら?
吉田類の近況をインタビュー形式でレポートします。
酒場詩人として日本中を旅する吉田類。今日はいったいどこにいるのやら?
吉田類の近況をインタビュー形式でレポートします。
津山、出会い旅
緑と水に恵まれた土地、津山
津山のホルモンに降伏!
○ 類さんへの質問
このコーナーでは皆さんの質問にお答えします。
このコーナーでは皆さんの質問にお答えします。
○ 酒縁話~門前仲町の煮込み名店「大阪屋」
門前仲町の「大坂屋」も、類さんが長年通っている名店です。深川八幡宮の門前町として旧い歴史をもつ門前仲町。現在も江戸情緒あふれるこの町にふさわしく、大阪屋はすっきりした和風の佇まいで、純白の暖簾に「牛にこみ」と記されています。
創業は大正13年。当初屋台から商売を始め、やがて現在の地に開店したとのこと。大正末年といえば、日本ではまだモツ料理がさほど一般的ではなかった時代ですから、モツ煮の店としてはかなりの老舗といえるでしょう。
メニューはきわめてシンプルで、メインの煮込みはシロ(腸)・フワ(肺)・ナンコツのモツ三種のみ。モツは串に刺されて煮込み鍋で煮られます。やや甘みのあるタレは大坂屋独自の味。モツにからめると絶妙の味わいとなります。第二次大戦末期、空襲の際には先代はこのタレをもって逃げた、というほど貴重な逸品です。
お酒は、梅わりの焼酎が一番の人気。濃厚なタレに対し、すっきりとした焼酎の味わいがよく合います。
串はやや小ぶりなためか、ひとりで大量に食べてゆく健啖家も間々いるとか。それで、早い時間でも品切れになってしまうことがあるんですね。
もつ煮の他には、卵スープがおすすめです。生卵をそのままもつ鍋に入れて、半熟になる頃とりだし、殻を剥いてタレをかける。単純なメニューですが、最後にこれを味わえば大阪屋のフルコースとなります。
お店を一人で賄うのは、佐藤元子さん。おじいさんの代から数えて三代目の店主になります。店内には先代店主のお父様の写真が掲げられ、佐藤さんの仕事ぶりをやさしく見守っているようです。顎に美髯をたくわえた老人が悠然と鍋のむこうに鎮座する様子は、昭和の下町ならではの暖かい雰囲気を伝えています。
元子さんは、類さんの主宰する「舟」俳句会の初期に参加してくださっていました。亡き友を偲ぶ句など、心根のやさしいお人柄を感じさせる句を数多く詠んでおられます。
かつて、類さんがこの店で詠んだ句
天地(あめつち)はまだ混沌の炎暑かな
鍋の中でグツグツと煮える濃褐色の煮込みから、「古事記」の国産みの神話のイメージを得ています。まだ形を成さぬカオス(混沌)のエネルギー。とすれば、鍋の中に差し入れられる菜箸は神話の「天沼矛(あめのぬぼこ)」であり、女将は女神ということになりそうです。
さて、最近この大坂屋の常連客にとってたいへん嬉しいニュースがありました。女将の娘さんが、店を継いでくれることに決まったそうです。旧き良き酒場も、後継者不在で店をたたまざるを得ないことが少なくありません。ことに近年、東京ではそうしたケースが増えてきているように思えます。そんななかで、親子4代にわたって秘伝のタレを守り、伝えてゆけるのはまことに喜ばしいことです。
今年で創業87年の大坂屋。百年酒場となるのはほぼ間違いなさそうですね。
○ 立ち飲み案内~勝どき かねます~
はしご酒のお伴にこの1冊
“立ち飲みブーム” の火付け役・類さんの立ち飲み店ガイド。
都内の旨い店、こだわりの店、個性的な店をオールカラーで案内します。
さて、今宵はどこで一献傾けよう。
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購入先 ⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4944124333/
○ ほろ酔い・俳句会「舟」が、ネット上に船出します!
吉田類さん主宰の俳句会「舟」は、これまで東京、札幌および各地で句会を実施しています。主に俳句作りを通じて人の縁をひろげようというのがきっかけでした。ただ、同時にお酒の会も催します。俳句と酒を媒体とする、言わば“酒縁俳句会”です。
皆様のますますの投句をお願いいたします。
優秀作・佳作の作者の方々には、毎回素敵な賞品をお贈り致します。
[募集要項]
○送り先: ruihoroyoi@gmail.com
○お名前(俳号・ペンネーム等も可)
○ひとり二句まで
○ひとり二句まで
○難読語、特殊な読み方には必ずふりがなをつけて下さい。
○作品は自作で未発表のものに限ります。
○類のおまけ動画
普段テレビではなかなか見られない、吉田類の日常を動画でご紹介!
緊張感がそれほどでもない楽屋
○YOSHIDA RUI ILLUSTRATIONS
イラストレーターとしての顔を持つ吉田類。シュールアートの画家として活動し、パリを起点に何度も渡欧した実力の持ち主。そんな吉田類のイラストをご紹介していきます。今回は「酔っ払いエンジェル」です。
・ID 0001286094
・価格 840円/月(税込)
・形式 PC・携帯向け/HTML形式
・発行周期 毎月第2月曜日・第4月曜日
※ 有料メルマガの購読などに関するお問い合わせは、reader_yuryo@mag2.com まで。
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